24時間換気システムのフィルター掃除の方法

24時間換気

前回記事「24時間換気システムを1年間使用した感想」でも紹介しましたが、気密性の高い最近のマンションでは、24時間換気システムの重要度は高いです。

ただ、正しく使用し、定期的にメンテナンスを実施しないと、正常に機能しません。

今回の記事では、メンテナンスの内容として重要な、フィルター清掃について紹介したいと思います。  

24時間換気システムの給気口清掃

給気口のフィルター掃除の方法

24時間換気システムは、常時、給気口から外気を取り込みます。

外気は新鮮な空気ですが、その中には、花粉や黄砂、最近話題のPM2.5なども含まれています。 こういった有害な物質は、出来るだけ室内に入れたくないものです。

この場合、重要になってくるのがフィルターの存在です。

最近のフィルターは優秀で、かなりの微粒子まで取り除いてくれます。ただ、それは定期的なメンテナンスと、交換をした場合。

せっかくのフィルターも、つけっぱなしでは効力を発揮してくれません。

フィルター掃除は、それほど難しい事もなく、短時間で終わるので、楽しんでやりましょー。

1、給気口のカバーを外す

給気口がこれです。

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カバーを手前に引っ張ります。

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手前に引っ張れば、カポッと簡単に外れます。力も要りません。  

2、フィルターを取り外す

フィルターを留め具と一緒に外します・・・

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カバーと一緒で、手前に引っ張るだけ。簡単です。 正面から見ると、外が見えます・・・

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取り外したフィルターがこちら・・・

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Σ(゚д゚;) ヌオォ!? き、汚い・・。

ちなみにこの汚れ、だいたい1ヶ月分の汚れです。  

3、フィルターを洗う

フィルターは水洗いでOKです。

注意点としては、強くゴシゴシ洗ったりしてはいけません。フィルターがダメになってしまいます。

1ヶ月以内くらいの汚れなら、水道水で流せば、簡単にきれいになります。 できれば蛇口が、シャワーになるタイプの方が、汚れが落ちやすいです。  

水洗いしたフィルターがこちら・・・

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新品同様とはいきませんが、フィルターを目詰まりさせていた汚れは、綺麗に落ちています。  

4、フィルターを乾かす

直射日光は避け、陰干ししましょう。

5、フィルター・カバーを取り付ける

はい、元通り・・・

 IMG_2399

以上で終わり。簡単です。  

ご覧いただいた通り、1ヶ月でかなり汚れます。

使用環境にもよるとは思いますが、1年間放置したりすれば、フィルターが完全に目詰まりして、十分な給気が出来なくなると思います。

また、フィルターが機能せず、汚れが室内に流入してしまうでしょう。

※まれに、カバーだけで、フィルターが取りついていない物件があるそうです。さきほどお見せしたフィルターの汚れを見ればわかる通り、フィルターなしは絶対ヤバイと思います。入居されたら、ちゃんとフィルターが取り付けてあるか確認しましょう!  

定期的に清掃することを忘れないようにしなければいけません。

ただし、フィルターは水洗いするたびにどんどん性能が劣化していきます。給気口周りの壁が汚れるようになるのではっきりと劣化を実感できます。

なので、私としては24時間換気のフィルターは使い捨てタイプの物を短いサイクルで交換するのが正直オススメです。

 

給気口のフィルターの交換

前述した通り水洗いOKなフィルターは洗浄して繰り返し使用できますが、限度があります。

だいたい5回くらいの水洗いを目安にして、交換が必要とされています。

しかし、使ってみた実感として5回も水洗いしたらフィルターの性能は著しく低下するように感じました。

個人的な意見ではありますが、水洗いして繰り返し使用するタイプのフィルターはあまりおすすめしません。

掃除せず、毎回交換するのが吉?

使い捨てタイプのフィルターなら、1枚百数十円で購入出来るものも多いです。まとめ買いするとさらに単価は低くなります。もちろん高価な物もありますが。

上記のお店のフィルターは全て試しましたがどれも新築マンション入居当初に設置されていたフィルター(水洗い可能)よりも性能は上だと感じました。

給気口の数や交換サイクルにもよりますが、毎回交換するという選択肢もあるかと思います。 我が家でいえば、給気口の数が4つで交換サイクルが1~2ヶ月に1回なので、だいたいひと月500円という感じです。

 

月数百円で済むなら、毎回交換することは理にかなっています。掃除する手間も省けるので。

先程紹介したお店ならいろんなサイズ・形状のものを購入できます。

 

 

 

24時間換気システムの排気口清掃

排気口のフィルター掃除の方法

続いて排気口のフィルター掃除です。

排気口と言っても、正しくは、排気ダクトの吸気口のフィルターといった方が良いかもしれません。

1、樹脂製レジスター本体を取り外す

吸気口はこちら・・・

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  天井から突き出ているこの丸いのは、排気ダクトの先端に取り付けられた、風量調節機構を持った、樹脂製丸型レジスターです。

この本体に、フィルターも取り付けられています。 レジスターの取外し方はいたって簡単、下に引っ張るだけです。

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簡単にズボっと外れます。 外した本体はこちら・・・

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2、フィルターを取り外す

フィルターは、さきほど外した本体に取りついています。 こちら・・・

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爪が引っかかっているだけなので、手前に引っ張るだけで取り外せます。 取り外したフィルターがこちら・・・

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Σ(゚д゚;) ヌオォ!? これもまた・・き、汚い・・。

1週間でこれです。  

3、フィルターを水洗いする

水洗いすればOK。ゴシゴシもみ洗いはNGです。流水で優しく洗い流しましょう。 水洗い後のフィルターがこちら・・・

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簡単にきれいになりました。  

4、フィルターを乾かす

5、フィルターを取り付け、レジスターを元に戻す

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はい、終わりです。これも簡単でしたー。  

排気口のフィルター交換は不要

給気口のフィルターは、花粉や車の排気ガスなど、細かく有害な物質が室内に入らないようにするものでした。

しかし、排気口では、そういった有害な物質は外に出てもらわなければ困ります。

その為、フィルターは薄いし、目も粗いです。

何のためのフィルターかと言えば、排気ダクトが埃などで詰まったり、汚れたりするのを防ぐためでしょう。

つまり、それほど高機能なフィルターは不要で、頻繁な交換は必要ないと考えられます。

掃除の頻度は多くするべき

しかし、掃除前のフィルターの写真でわかると思いますが、わずか1週間で、かなりの埃がフィルターにこびりついていました。

1ヶ月放置すれば、ほぼ目詰まりする状態です。

このフィルターが目詰まりすると、室内の排気が出来ません。

室内の空気が滞留することになりますから、気密性の高い住宅では、シックハウス症候群などの可能性もあり、人体に悪い影響を及ぼします。

短時間で終わるので、出来るだけ頻繁に掃除をするようにしましょう。

まとめ

24時間換気のフィルター掃除自体は非常に簡単で、作業自体に難しい事はありません。

問題なのは、給気口のフィルターについては水洗いするたびに性能が劣化して行ってしまうという事です。

使用環境によって違いはあると思いますが、本当に壁が汚れるようになります。

目に見える汚れも通しちゃってるんだから目に見えない花粉とかPM2.5なんかは素通りなんじゃ・・・。

こういった実体験から、やはり私は使い捨てタイプのフィルターを短いサイクルで交換することをオススメします。

コメント

  1. えりんぎ より:

    奥様のブログからやってきまして、初めからここまで全部読みました!笑
    私もフィルター掃除好きです!わかりますよ〜!!
    いつか奥様に重要さを理解してもらえるといいですね、お祈りしてます。笑

    • じゃばら より:

      えりんぎさん はじめまして。

      コメントありがとうございます。
      おお!フィルター掃除好きの同志がこんなところに!
      なんか嬉しいです。

      初めから読んで頂けたという事で、ありがとうございます。
      更新はボチボチという感じですが、これからもよろしくお願いします。

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