前回記事では新築マンションの一般的な販売スケジュールを確認しました。
私が新築マンションを購入した際もほぼこの販売スケジュールに沿った形で契約までたどり着きました。
ただ、物件探しをされるタイミングによっては当然違ったスケジュールとなるでしょう。
新築マンションの購入を考え、物件探しをスタートさせた時にはすでにお目当ての物件は販売が開始しているケースもあるでしょうから。
そういった意味ではこの販売スケジュールは、いわゆる「第一期販売」のスケジュールと言えるかもしれません。
新築マンションの購入では、「この物件のこの部屋を買いたい!」という明確なこだわりがある場合、この第一期販売のスケジュールに合わせることが非常に重要になります。
希望物件を買う為にやるべきこと
結論から言うと、私は希望する部屋を無事購入することが出来ました。とは言っても私の場合はたまたまです。
慎重派の私ですから当時も色々と調べながら行動はしましたが、なにぶん初めての経験ですからほとんど無知の状態で突っ込んだとも言えます。
ただ、後から振り返ると希望する部屋が購入できた理由なんかが少し見えてきます。これから新築マンションの購入を検討される方は是非参考にしてください。
販売スケジュールごとの注意点
1、予告広告が入る
新聞の折り込みチラシやネットからこの情報を得ることになると思います。私の場合は新聞の折り込みチラシでした。
この時得られる情報は基本的な物件概要だけですので、特に物件探しをスタートさせたばかりの方はスルーしがちです。やっぱり興味があるのは価格や間取り、設備の詳細ですから。
しかし、そういった情報が得られるのはずっと後のことです。それらが大々的に発表される頃には時すでに遅し。第一期販売スケジュールが開始されている可能性が高いです。
基本的な物件概要と言っても立地は必ず明確になっているでしょう。「この場所ありだな」と少しでも思うならアクションをおこしておきましょう。
ここでいうアクションとは「資料請求」です。資料請求を実施しておけば、今後の販売スケジュールやより詳細な物件情報が自宅に届きます。
いつの間にか販売が始まっていたなんていう事態は防げるはずです。
新築物件の資料請求時期を見逃さない為にも、常に新しい情報を見逃さないようにしておきましょう。
2、資料請求・会員登録期間
資料は少しずつ小出しに届きます。
私もすぐにパンフレットが届くのかと思いきや、最初に来たのは紙切れ一枚。「○月○旬にパンフレットをお届けできそうです。」程度の情報。
新築マンションの資料請求は私も初めてでしたから、正直面喰いました。資料請求したらすぐに価格とか間取りとかが知らせてもらえると思ってましたから。
ないんです。そういう情報は本当に少ないんですよ。ここで心折れずにじっと待ちましょう。
この期間で重要な情報は「販売スケジュール」です。これを見逃さないように注意しましょう。
別の記事でも書きましたが、本気でマンションの購入を検討しているなら会員制の情報サイトに登録して情報を収集しましょう。
オススメのマンション情報サイトを紹介しておきます。
マンション購入に本気な方の為の価格情報サイトというふれこみで会員数を伸ばし続けているのが、住まいサーフィンというマンション情報サイトです。
住まいサーフィンが人気の理由は、会員登録することで得ることが出来るサイト独自の情報です。
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上記の様な興味深いコンテンツやコラムが豊富に用意されています。
こういった一般的な不動産情報サイトとは一線を画した情報が、20万人を超える会員登録数を記録している理由でしょう。
私自身も本気でマンション購入を検討しているなら是非登録して活用すべきサイトだと思います。
下記のリンク、
住まいサーフィン公式ホームページへ行き、「無料会員登録はこちら」をクリックすると会員登録のページへ行くことが出来ます。
3、モデルルームOPENの日程が決定
全員が初めての来場となるこの時期のモデルルームは、来場数に限りがあります。1組に2時間はかかりますから。
それゆえに事前予約には締切があるはずです。 販売側は来場申込者の希望日程を事前に集計して調整する必要があるのです。
資料請求していればモデルルーム来場申込の案内が届くはずで、希望日時は第三希望くらいまで記入する必要があると思います。この書類の提出を忘れないようにしましょう。
直前に電話して予約しようと思っても、すでにすべての日程が埋まっている可能性もあります。
4、モデルルーム来場
この日担当する営業マンが今後もあなたの担当です。もし、本気でこの物件を購入したいと考えるなら、はっきりと購入に前向きである事を伝えるべきだと思います。
よく、買う気がないそぶりをみせて値下げを引き出すとか言われますけど、この時期に値下げとか絶対ないですから!希望する部屋が妥協できない場合は値下げは諦めましょう。
新築マンションで希望する部屋を確実に買いたい場合は、第一期販売で買うしかないのです。たまたま欲しい部屋が売れ残ってたら別ですけど。
購入に前向きだと営業マンに感じてもらえれば話がドンドン前に進みます。
第一期販売での購入を目指すならあまり迷っている時間はありません。より詳細な情報を営業マンから引き出して、決断する材料を集めておきましょう。
もちろん、モデルルームを見学したり物件の説明を聞いて、納得できない部分があれば慎重な検討が必要になります。 あせって気に入らない物件を営業トークにのせられて買ってしまっては意味がありません。
あくまで物件が気に入り、かつ希望する部屋が妥協できない人向けの考え方です。
5、要望書受付期間~抽選まで
要望書・・。
この記事のタイトルにもしています。私は、希望する部屋を買うためにはこの要望書がなかなか重要だと思っています。
ある程度購入の意思が固まってきた事を営業マンに伝えれば、この要望書の記入を勧めてくるはずです。では一体どういう物なのでしょうか?
要望書の重要性を把握する
要望書とは
表向きは「この部屋を買いたいので今期で販売してください」と購入側から売主へ要望する書類という事のようです。 販売側からすれば人気のある住戸を確認することでその後の販売戦略に役立てることが出来るのでしょう。
要望書は第三希望くらいまで希望する住戸を記入できます。
ここで考えなければいけないのは、仮に101号室しか買う気はないという顧客Aさんと、101号室が第一希望だけど抽選に外れたら102号室も検討するという顧客Bさんがいた場合、営業マンはどうするでしょうか?
当然、顧客Bさんを何とか102号室に誘導したいと考えるのではないでしょうか?
抽選になり、顧客Aさんと顧客Bさんがともに101号室を希望し、顧客Bさんが当選してしまったら、顧客Aさんはこの物件を買ってくれない可能性が高くなり、取り逃がすことになります。
この事を踏まえるとあなたの要望書の書き方が決まってきます。
希望物件を購入する為要望書を活用する
まず、希望する部屋が一つしかない場合、絶対妥協できない場合は第一希望のみを記入し、はっきりとそれ以外買うつもりはないと営業マンに伝え、出来るだけ早く要望書を提出しましょう。
これによって営業マンは他の顧客があなたの希望する部屋と重複しないように尽力する事でしょう。
また、早期に要望書を提出するメリットとして、要望書の提出があった住戸は他の顧客にもわかるようになっています。
よって、希望住戸を迷っている方は抽選をさける為、要望書が提出済の住戸を希望から外すという効果が考えられます。
難しいのは、第一希望が明確にあるけど、妥協して第二希望でもいい。という場合ですね。
第一希望が抽選になりそうだから、無抽選で行けそうな第二希望に妥協した。でも結局は第二希望も抽選になった。なんだよそれなら第一希望の方にしたよ~。とか、よくあるパターンです。
要望書を活用した我が家の事例
私の場合は購入候補の住戸が3つありました。でも、第一希望のみ書いて早々に(多分一番早いぐらい)要望書を提出しました。
人気住戸はどうせ重なるだろう。どうせどこも抽選になるなら少しでも抽選倍率が下がりそうな行動をとっておこうという判断です。
その結果は・・・無抽選での当選。
なんじゃそら。この物件人気ないのかと疑いましたよ・・。
後日営業の方から伺った話では、私の希望した住戸を第一希望に検討した方があと3組ほどいらっしゃったそうです。
ただ、私が要望書を提出していたことで、希望住戸を変更されたとのこと!おお!効力あったじゃないか!早めに要望書出しといて良かったかも~。
でもまあ申し込み殺到の人気物件とかでは無意味だと思いますが。
場合によっては要望書の提出が希望する部屋を購入できる確率を高めることが出来るかもしれません。私のように・・( ̄∇+ ̄)vキラーン
まとめ
余談ですが、この要望書提出時にもまだ正式な価格が決まってないんですよね。
価格もわからないのに要望なんて出来るか!というのが本音ですが・・。
一応の予定価格は聞いてました。「大きくは変わらないはずです」だって。
あ・・・嫁が担当者にちょっとキレてる。顔にはまだ出てないけど・・。なんかオーラでわかるんですよね・・・。
無事希望していた住戸を申し込めたら、あとは契約です。契約前には必ず重要事項の説明があります。
正直素人には難しい話でしたが、重大な見落としがないかしっかり確認しておきましょう。契約後に気付いても遅いですからね!
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