前回記事「狭いダイニングでも大丈夫!?ダイニングテーブルセットのサイズを考察」では、ダイニングセットのサイズや、配置する際の注意点を中心に紹介しました。
今回以降の記事では、前回記事の中で登場した、我が家のダイニングテーブル・チェア、PCデスク(兼収納棚)の使い心地についてレビューしたいと思います。
大物の家具を購入する際は、色々と悩むものです。
我が家でも、それなりにこだわって購入したつもりの家具なので、何かの参考になればと思います。
今回の記事で紹介するのは、我が家のダイニングテーブルです。
「宮崎椅子製作所」の「enテーブル」をレビュー
我が家のダイニングテーブルを紹介
まずは我が家のダイニングテーブルを紹介します。
コチラ。
宮崎椅子製作所という家具メーカーの「enテーブル」という商品です。
家具店めぐりをしていた時に、実物を展示してある店舗があり、一目惚れしました。
宮崎椅子製作所とは
「宮崎椅子製作所」は、徳島県にある日本の家具メーカーです。
その名の通り、ダイニングチェアやソファなど、「椅子」の取り扱いが中心ですが、ダイニングテーブルやリビングテーブル(ローテーブル)の取り扱いもあります。
宮崎椅子製作所の商品は、「デザイン」と「品質」、その両方を兼ね備えています。
ホームページでは「デザインワークショップ」と表現されていますが、一流のデザイナーと、一流の家具職人が相互協力して一流の家具を生み出していると考えればいいのかな?
「日本で作る」ことにこだわり、日本の職人がひとつひとつ丁寧に家具を作り上げている家具メーカーです。
「木」の家具が好きな方は、一見の価値ありです!
格好良い・美しい商品がたっぷりありますよ!
我が家の「enテーブル」の詳細
1、樹種
宮崎椅子製作所の製品は、数種類の樹種が用意されており、好みの樹種・空間に合わせた樹種を選択することが可能です。
我が家のダイニングテーブル「enテーブル」も例外ではなく、樹種を選ぶことが出来ました。
「enテーブル」の樹種の選び方は2パターンあります。
- 「天板(樹種の選択可)」+「脚(ウォールナット)」
- 「天板(樹種の選択可)」+「脚(天板と同材)」
つまり、天板と脚で異なる樹種を使用したければ、脚の樹種は必ずウォールナットになります。
私は、家具店に展示してあった実物を気に入ったので、それと同じ樹種で注文しました。
- 【天板】ナラ材
- 【脚】ウォールナット
濃い色のウォールナットと、薄めの色(ナチュラルな色と言うべきか?)のナラ材のコントラストが格好良くて気に入っています。
「enテーブル」を検討されている方、樹種を選ぼうとされている方は、下記のお店のホームページが参考になると思います。
数種類の樹種の納入事例が画像付きで紹介されていますし、樹種ごとの価格表も掲載されていてわかりやすいです。
2、サイズ
- 【幅】1650mm
- 【奥行】800mm
- 【高さ】705mm
長方形型のダイニングテーブルを選ぶ際に悩むのは「幅寸法をどうするか」という部分だと思います。
前回記事「狭いダイニングでも大丈夫!?ダイニングテーブルセットのサイズを考察」でも紹介した通り、我が家では4人家族としては少し大きめの幅寸法を選びました。
大き目の幅寸法を選んだ理由として、前回記事では機能的な要因にのみ触れましたが、実はもう一点理由があります。
それはデザイン的な要因、見た目の問題です。
「enテーブル」の特徴的なデザインに由来するのですが、(ちょっと表現が難しくて何と言えばいいのかわからないのですが)このテーブルは、天板に脚が飛び出たデザインをしています。
我が家がテーブルを購入した家具店の方の話によると、幅寸法を1650mmから1500mmに変更した場合、下記の写真に示した部分の寸法が若干変わるとの事でした。
この部分の寸法が変わると、少し印象が変わる気がしません?気にしすぎでしょうか?
とにかく一目惚れした実物そのままに家に持って行きたいと思い、実際に見た1650mmで購入しました。
特徴的なデザインのテーブルを購入する場合、幅寸法を変えることで見た目の印象も変わる場合があるので、ちょっと注意して下さい。
3、使い心地・メンテナンス
さて、実際に使用して2年以上経過しましたので、使い心地についてレビューしていきます。
実際の実物を見て一目惚れして購入しているので、見た目についてはもちろん文句なし。最高に格好良いです。
では、ダイニングテーブルとして機能的にどうかという部分ですが・・・このテーブルは、掃除しやすいとか、キズがつきにくいとか、そんな事を気にしてはいけません!
まあ、ぶっちゃけると掃除がしやすいとはとても言えないし、キズも普通につきます。
だって、無垢材のワックス仕上げですから!それはしょうがないですよねぇ。
しかもこのテーブル、天板の中央に隙間があります。というか、2枚の天板で構成されています。
私はこのデザインが気に入って購入したわけですが、ご想像の通り、この隙間に食べカスやら、こぼした液体が入り込みます。よって、普通のテーブルでは不要な掃除が発生します。
私が子供の頃、大きな模造紙に何かを書いたり、書初めの宿題なんかがありました。それらは全てダイニングテーブルでやったものです。でも、このテーブルではやりづらそう・・・。
無垢材のテーブルですから、定期的にメンテナンスが必要です。メラミン合板のテーブルを使っていた頃は、そんなもんやった事ありませんでした。
などなど、確かにデメリットと言えるような内容はいくつもあります。
でも・・・そんなに「苦」じゃないですよ?
掃除が大変、メンテナンスが大変と言っても、生活に支障が出るようなレベルではないです。ちょびっと大変なだけです。
それに、家具に限らずお気に入りの一品のお手入れというのは結構楽しいもの。
デザインは最高に気に入ってるけど、お手入れが・・・・という感じで悩んでいる方は、絶対妥協しない方が良いですよ!きっと大丈夫です。
などと、掃除もメンテナンスも嫁任せな私が言ってみる・・。また嫁にキレられるな・・・。
子供の食べこぼし対策
前述した通り、我が家のダイニングテーブルは無垢材。あまり掃除が楽とは言えません。
さらに、我が家には怪獣(6歳児・2歳児)が2名。
食べこぼしやらコップの液体類をぶちまけるのは日常茶飯事で、何かしら対策を必要としていました。
当初は、テーブルの天板の上に透明のビニールクロスでもかけておこうかと考えていました。
こんな感じのやつです。
・テーブルクロス 透明クロス 0.2mm厚 135x175cm
ただ、せっかくこだわって購入したテーブルなので、出来れば無垢材の雰囲気そのままに使いたいな~という気持ちが強かったのです。
そこで、テーブルクロスではなく、他の方法による対策を模索したのです。
我が家での食べこぼし対策を紹介します。
木製のトレーを使用した食べこぼし対策
百聞は一見に如かず。
我が家の食卓の様子をご覧ください。
※撮影当日の料理が貧相だとの事で、嫁からの撮影許可が下りませんでした。食器だけの状態でお届けしております・・・。
家族分の木製トレーを用意し、その上で食事をしています。
これであれば、食べこぼしの大部分はトレーでカバー出来ます。
万一、コップを倒したりしてもトレーの上にこぼれてくれます。
さらに、食べこぼし対策としてだけではなく、この「木製トレー」は、配膳や後片付けの時も便利です。
木製トレーに、料理や食器類をまとめてのせられるので、キッチンカウンターとテーブルを簡単に往復出来ます。
我が家で使用している木製トレーはコチラ。
45cmというサイズの木製トレーは探してみるとなかなかありません。
出来るだけ大きなサイズが便利なので、この商品は貴重です。
お手頃価格のこの商品ですが、より高価な物との違いは、仕上げの粗さでしょう。
購入当初は、「粗さ」が目立っていました。
フキンやタオルで拭くと、「引っ掛かり」を感じます。
これが気になる方は、「サンドペーパー(紙やすり)」を使用し、自分で仕上げると良いでしょう。
ホームセンターなどで安価に購入出来ます。
ご存知の方も多いと思いますが、一応サンドペーパーについて説明しておきます。
サンドペーパーには「番手」があります。
サンドペーパー自身の裏面や、パッケージに必ず「数字」が記入してあるはずです。
「♯80」とか「♯320」とか「♯1000」みたいなやつがそれです。
これは、サンドペーパーの研磨剤の「粗さ」を示しており、数字が小さいほど粗く、数字が大きいほど細かくなっており、場面場面に応じて適した番手を使い分けます。
今回の用途であれば、「♯320」~「♯600」くらいの番手を使用すると、滑らかな仕上がりが期待出来ると思います。
我が家では「♯600」を使用しました。満足のいく滑らかな仕上がりです。
ただ、実はこの「引っ掛かり」を感じるのは購入当初だけです。しばらく使用していると、いつのまにやら勝手に滑らかになっています。
実際、我が家でもサンドペーパーで仕上げたのは4枚中2枚だけで、残りの2枚は自然仕上げ(笑)です。
嫁に4枚全部やるように言われてたけど、2枚だけやって疲れてサボってしまった・・・。いつのまにかどれがやってないやつかわからなくなりました~。えへ。
しばらくの間くらいなら我慢できる方は、サンドペーパーによる仕上げは不要だと思います。使っているうちに滑らかになりますので。
この木製トレーを使用することで、無垢材の天板を保護しながら、無垢材そのままのテーブルを楽しむことが出来ています。
我が家と同じような悩みをお持ちの方には、この木製トレー、かなりオススメです。
撥水・防汚加工のダイニングラグ
木製トレーを使用しても、すべての食べこぼしはカバーできません。
「食べ散らかす」という表現がぴったりな我が家の怪獣たちの食事後は、かなりの食べかすが床面に落ちています。
この食べこぼしから床面を守る為、ダイニングテーブルの下には「撥水・防汚加工のラグ」をひいています。
これです。
撥水・防汚加工が施されたラグなので、とにかく掃除が楽です。
椅子を引いたりして、何かと傷つきやすいダイニングスペースの床面の保護に適しています。
おしゃれか?と聞かれれば、そうとは言えないと私は答えますが、まあしょうがない。
このラグは、毛が立ってないし、パイルの密度が濃いので、本当に汚れにくく、椅子のスベリも良いです。
ダイニングラグの機能としては非常に良品なので、機能面を重視したダイニングラグを必要としている方にはオススメ出来ます。
我が家のオイルメンテナンス方法
我が家で実施している、ダイニングテーブルのメンテナンス方法を紹介します。
宮崎椅子製作所の「enテーブル」は、「蜜蝋ワックス」で仕上げてあります。
宮崎椅子製作所のオリジナル製品は、全てこの「蜜ロウワックス仕上げ」です。
なので、本来であれば我が家のダイニングテーブルの定期メンテナンスも、この蜜ロウワックスを使用するべきなのかもしれません。
でも使ってません。
我が家ではこちらの商品を使用しています。
・HOWARD Orange Oil OR0016 オレンジオイル
天然のオレンジオイルとミネラルオイルを配合した木部専用のクリーナー。
アンティーク家具やヴィンテージ家具を含む、無垢材家具のメンテナンスに使用されています。ギターのメンテナンス用品としても有名なようです。
木材の艶出し、乾燥防止だけでなく、水拭きでは落ちない、油由来の汚れを落とす効果もあります。
蜜ロウワックスではなく、こちらのオレンジオイルを選択した理由は下記の通り。
- オイルを染み込ませたウエスで拭くだけなので施工が簡単。
- 施工後、乾かす時間が短くてすむ。
- オレンジオイルの香りが好き。
蜜ロウワックスもウエスで拭くだけなんですが、良い感じにうす~く伸ばしてあげないとベタベタになります。
オレンジオイルは、あまり何も考えなくても良い。とにかく拭くだけでOK!
これは、オレンジオイルが低粘度で、浸透しやすく、ベタツキ難いからだと思います。
その為か、蜜ロウワックスは施工後、半日~1日程度乾かすことを推奨していますが、オレンジオイルはすぐに乾きます。というか、施工後に乾拭きすればすぐに使用できるくらいです。
また、蜜ロウワックスは、施工直後の臭いが苦手という方も多いようです。我が家もそのタイプ。
一方、オレンジオイルは柑橘系の良い香り♪まあ、匂いに関しては好みの問題ですが。
木製家具のメンテナンスでお困りの方、是非一度このオレンジオイルをお試しください。
まとめ
今回の記事では、我が家のダイニングテーブルを紹介しました。
次回以降の記事で、我が家のダイニングスペースの家具、ダイニングチェアとPCデスク兼収納棚を紹介したいと思います。
お楽しみに!
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