前回記事「子供がいても大丈夫?バーチカルブラインドのメリット・デメリット」で書きましたが、我が家のリビング窓はカーテンではなくバーチカルブラインドを設置しています。
前回記事の写真は夜撮影したものですが、今回は朝撮った写真です。
バーチカルブラインド購入時の注意点
バーチカルブラインドに対する知識が必要
バーチカルブラインドのデザインが気に入って、ご自身の住居に導入を検討しようという皆様に注意点があります。
バーチカルブラインドを検討する場合は、ある程度自分で勉強し、知識を備えてから注文する店舗に足を運んだ方が良いです。
理由は、バーチカルブラインドを注文できる店舗でも、バーチカルブラインドについて詳しい担当の方が意外なほど少ないからです。
最近では設置事例の増えてきているバーチカルブラインドですが、窓周りのインテリアの主流はまだまだカーテン。
注文は最寄りのカーテン専門店やマンションのインテリアオプションなんかになる事が多いです。
私も、購入した新築マンションのインテリアオプション会でバーチカルブラインドを検討している旨を担当の方に伝えました。
以下は、私と担当者のやりとりを収めた一幕です。担当の方はカーテンなら任せろオーラをバリバリ出してるマダム系の方でした。
実例!頼れる担当者が意外に少ない
私「あの~カーテンじゃなくてバーチカルブラインドにしようと思ってるんですが取扱いありますか?」
担当者「バーチカルブラインド?あ~ちょっと待ってくださいね」
※担当者、裏の方へスーツの男性とコソコソ相談しに行く。めっちゃカタログ探してる感じ。
担当者「ええ!取扱いございます。ですが・・お客様のお部屋の窓は4メートル以上ございまして・・エレベーターにレールが入らないものですから、2メートルのものを2台設置して頂く事になります」
私「・・・・・。ああそうですか。じゃあやめときます」
私はこの時点ですでにバーチカルブラインドについての勉強を始めていたので、ここでの担当者の間違いに気付くことが出来ました。
マンションなどで長いレールがエレベーターなどに入らない場合、レールを2本に分けることができる「レールジョイントタイプ」という商品が各メーカーから販売されている(取扱いのないメーカーもあります)ことを!
そのことを担当の方に指摘しても良かったのですが・・・正直、あれ?こんな事も知らないの?という不安が生じてしまい、なんか注文する気が失せてしまい早々に退散してきました。
いや、確かにカーテンならお任せオーラ出まくりのマダム系担当の方にバーチカルブラインドの事とか聞いたこっちも悪いかもしれないですけど、一応「窓周りインテリアオプション担当」と名乗るからにはもうちょっと知識のある人欲しくね?
上記の会話って結構致命的なミスをおかしてる説明じゃね?
もし、この担当の方の説明を真に受けて2台のバーチカルブラインドを並列して設置した場合、最低でも2つのデメリットが生じていたはずです。
知識がなければ失敗していた内容とそのデメリット
私がまだバーチカルブラインドの勉強を始めていなかったら、オプション会での担当者に言われるがまま2台のバーチカルブラインドを設置していたはずです。
狙って2台設置する場合もあるのですが、そうでない場合は使用者にとってデメリットが生じる場合があります。
それでは、1つの窓にバーチカルブラインドを2台設置した場合に生じる可能性のあるデメリットを説明します。
価格が高上りになる
これは「株式会社ニチベイ」というメーカーのカタログの価格表です。
仮に幅4メートル。高さ2メートル50センチのバーチカルブラインドを注文したとしましょう。
私に知識がなければ、オプション会での説明を真に受けて2メートルの製品を2台購入していたでしょう。
■2台購入 56,200円×2台=112,400円
ところが、ニチベイでは、長いレールを2本に分けて搬入し、施工現場(設置する部屋)でジョイントする、レールジョイントタイプと呼ばれる商品があります。
このタイプの商品であれば、マンションなどエレベーターで搬入する必要がある場所でも2台購入する必要はありません。
この商品は、標準タイプに+3000円するだけでOKです。
■レールジョイントタイプを選択 104,000円+3,000円=107,000円
■2台購入とレールジョイントタイプの差額 112,400円-107,000円=5,400円
あくまで定価ベースの金額ではありますが、無視できない価格差が出てしまっています。
操作が2台分必要になる
なんだ5,400円ポッチの差額かよ。いいじゃんそれくらい・・というセレブなアナタ!私の考える最も大きなデメリットはこちらですのでご注目下さい。
2台設置するという事は、機械操作が2台分必要になるんです。
バーチカルブラインドはルーバー(羽)を回転させて外からの光や視線をコントロールしますよね?その場合はバトンと呼ばれる棒状のものをクルクルと回すわけです。
レールジョイントタイプであれば、あくまで機械は1台分ですから、バトンを回せば全てのルーバーが一斉に回転してくれるわけです。
ところが、2台設置した場合は、そのバトンも2本になるわけです。
1本のバトンを回しても、回転してくれるルーバーは半分だけ。残りの半分も回転させるには、今度は違う方のバトンをもう一度クルクル・・・。
めんどくさ!┌┤´д`├┐ダル~
いや、そういう使い方をあらかじめ想定して、自分の意思で選択したならいいですよ。
窓の片側だけ光を通して、もう片方は外からの視線が気になる場所だから閉じて置くとか・・。 それはそれで素晴らしいやり方だと思います。
でも!私はそんな使い方する気はありませんから!1回の操作で全部完結したいタイプですから!
危うく七面倒くさいバーチカルライフを強いられるところでした・・・というお話。
ルーバーの回転動作以外にも、2台設置することで操作が2つになるものがあります。ルーバーの開閉作業です。
我が家のバーチカルブラインドは、ルーバーを収納する場合、窓の両端に寄せるタイプです。
コード式と呼ばれるもので、垂れ下がっているコードを引っ張れば、ルーバーが一斉に開閉します。
もし2台設置したうえで、窓の両端に寄せたければ、1台は左納まりの片開きタイプ。もう一台は右納まりの片開きタイプにする必要があります。
1回の操作で全開・全閉の動作が出来ません。これもまた私にとっては面倒くさい。
もちろんこれに関しても「あえて」半分ずつ動作させたいなら全然アリです。
ですが、本当は一斉にルーバーを回転させたいのに・・一斉に開閉作業をしたいのに・・・出来ない。 レールジョイントタイプなら出来たのに~。と後から後悔するのは寂しいですよね。
まとめ
このように、私の実例をとっても、バーチカルブラインドの知識が全くない状態で注文するのは危険が伴います。
もちろん購入される店舗やオプション会での担当の方がバーチカルブラインドに対する知識が豊富で、購入者に適した商品をチョイスして提案して頂ければ最高なんですが。
残念ながらそういった知識が豊富な方が非常に少ないというのが私の実感です。
バーチカルブラインド扱ってる地元のカーテン屋さん結構回ったんだけどな~。詳しい人に全然めぐり会わないんだよね~。田舎だからかな~。
これからバーチカルブラインドの購入を検討されている方、ご自身の希望に沿った商品を購入できるよう、事前に知識を蓄えましょう!
このブログの記事が少しでもその助けになれば嬉しいです。
では、次回の記事で我が家のバーチカルブラインドの詳細を紹介します。
バーチカルブラインドの注文の仕方がわかるような記事にしたいと思っておりますです。はい。 ご期待ください。
【追記】バーチカル関連記事、更新してます!
※嫁もブログでバーチカルブラインドの記事を書いてるみたいです。ほぼ内容は同じですが、ちょっと視点が違うかな?という感じなので、宜しければコチラもご覧ください。
<嫁のブログ記事>
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