我が家が購入した住戸は、マンションの高層階。
「高層階」と言っても、都市部ではよくある、タワーマンションみたいな高層マンションではありません。というかそんなもんは田舎にはない。
建築基準法では6階、消防法でも10階以上は「高層」とされています。
我が家は10階以上の部屋なので、一応「高層階」とさせて下さい。
今回の記事は、我が家のバルコニーのお話。
新築マンションを購入し、いざ入居する前までは、バルコニーには、バルコニータイルを敷くつもりでした。
ところが、我が家のバルコニーにはある問題が・・・。
それは、「虫」です。
本当は、爽やかに、おしゃれなバルコニータイルを設置した記事を書きたいところですが、バルコニータイルの設置を諦めざるを得ない実情をお伝えいたします。
マンション高層階にも虫はやって来る
虫が多い事は購入前から承知していた
購入したマンションの立地。当初・・つまり契約前から、虫が多い事はわかっていました。
というのも、私の勤務先は、購入したマンションから徒歩数分。周辺地域の環境は、それなりに知っています。
川が近いせいか、周辺では小さな虫がふよふよ飛んでいます。年中多いというよりは、ある一定の時期に大量発生してる感じです。
高層階には虫は来ないという誤解
まったく来ないと思っていたわけではありません。ある程度は来るだろうと。でも、窓にビッシリ!みたいな大量発生はないだろうと。
甘かったです。窓に、網戸にビッシリ来ますね。高層階でも。
これについてはリサーチ不足でした。
すぐ近くには、同じようなマンションがいくつもあるので、調べれば事前に分かったはずです。
「蚊」ではないという安心感
あと、虫が来たとしても、それは「蚊」ではないだろうという安心感。
「蚊」の飛翔高度は、一般的にマンションの3階程度と言われる事が多いです。
人について来たりして、たまたまやって来ることはあるでしょうが、基本的に、高層階ではお見かけする機会は少ないだろうと思っていました。
実際、我が家にやって来る虫は「蚊」ではありません。
1階に住んでいた頃は、特に子供が蚊に刺されまくってましたが、昨夏は全然大丈夫でした。高層階に蚊はほとんど来ません。
ただの「虫」は許せますが、「蚊」だけはどうにも許せません。あの飛んでる時の不快な音!まずあれがダメです。
あと、まあ100歩譲って血を吸うのは許しましょう。卵を育てる為だからね。でも!痒くさせるな!と私は言いたい。
蚊に刺されるとなぜ痒くなるかと言うと、蚊は、血を吸う前にまず、唾液を注入します。この唾液には、麻酔成分や血が固まらないようにする成分が含まれている様ですが、これが人間の体内に入ると、アレルギー反応を起こして、痒みが出てしまうようです。
この痒みがなければ、血ぐらいちょっと吸わせてやるかと、温かく見守ってあげるのに・・。
我が家にやって来る虫
我が家の虫を紹介します・・・って、なんか嫌だな。本当はバルコニータイル設置してそれを紹介したかった・・。
- 体長は1mm~2mmくらい
- 発生時期は4月~6月が特に多い
- 窓によってくるのは夜のみ(灯りによってくる?)
とにかく小さい虫です。種類は正直よくわかりません。ユスリカとは違う気がします。コバエでもない気がします。なんだろ。
発生時期に関しては、まだ1年しか住んでいないのでなんとも言えないのですが、大量発生するのは、暖かくなってくる4月から、梅雨時期頃までだと思います。真夏や真冬はあんまり見かけませんでした。
日中はどこにいるの?という感じ。なので、夕方までは窓全開でOK!また、日中干してる洗濯物につくこともありません。これは不幸中の幸い?です。
問題は灯りがともりだす夜から。バルコニーと玄関(外廊下)は無残な状態です。
ちょっと不快な写真なんですが、実情を見てもらおうかと・・。
バルコニー窓のサッシの写真です・・。
これ、一晩でこうなります。ぎょえ~でしょ?
夜、ビッシリと窓や網戸に張りついていた虫たちが、翌朝にはお亡くなりになられています。
窓のサッシやバルコニー床面にはその残骸がたっぷり・・。
我が家で実践したマンションの虫対策
私もただ手をこまねいていただけではありません。虫を減らすべく、いろいろ試してみました。
ぶら下げるタイプの虫除け
効果感じず。この手の商品、まるっきり外であるバルコニーで効き目があるとはどうも思えない。
まあ、効果が全くない物を売るとは思えないんで、多少はあるのでしょう。でも我が家ではダメでした。虫の種類にもよるのかもしれません。
虫除けスプレーを窓や網戸に散布
有名な「虫こないアース」を使用してみました。
効果あり。窓や網戸にビッシリ張り付いていた虫が減っています。
でも、「減る」だけなんですよね。もともとが大量なだけに、減ったと言ってもまだまだ結構いるんですよ。
それにちょっと効果がありすぎるというか、虫除けじゃなく、殺傷能力ありません?これ。
窓に止まる虫は減ったのですが、翌朝、バルコニーや窓のサッシでお亡くなりになっている虫は増えてるような・・・。
あと、やっぱり窓にスプレーすると、どうしても液だれの跡が残ってしまいます。
バルコニー窓の掃除は私の担当なんで、窓ふき作業が大変でやめました・・。
虫除けスプレーを塗り込む
直接スプレーすると、どうしても液だれしたり、スプレー跡が残ってしまいます。
そこで、虫除けスプレーを乾いた布に散布し、その布で窓なんかを拭き拭きしてみました。
直接スプレーした時と、変わらぬ効果を実感しました。
特に効果を感じたのは、ちょうど我が家の玄関扉前にある、外廊下天井の電灯です。
天井に直接スプレーしてしまうと、当然液だれしてしまいますし、そもそも電気類に噴射したら安全上どうなの?という感じ。
なので、たっぷり虫除けスプレーの成分を染み込ませた布で、照明のカバーを拭き拭き。
ちょっとやらしいのですが、お隣の電灯と比較・・。あきらかに我が家の照明の方が寄ってる虫が少ない!
ちょっと優越感♪でも、嫁に報告したら小物扱いされた。
バルコニータイルを設置出来るか検証
殺虫出来るが防虫には限界がある
防虫対策をすると、一定の効果は上げるのですが、なんせ元々が大量に発生しているだけに、減ったと言ってもそれなりにはいるんですよね~。
それに、お伝えしている通り、防虫スプレーをしていると、虫は逃げるというより、その場でお亡くなりになるので、バルコニーの死骸が減る事はありません。
たとえ死の危険に直面していたとしても、本能のままに灯りのともる窓へと寄って来る虫たちに・・・・完敗です。
バルコニータイルの設置は難しいと判断
そんなわけで、バルコニータイルを設置するはずだった我が家のベランダは、今も入居時のまま。
なんかこう、防水シートみたいな床面です。
虫の死骸は目立ちづらい色合い、掃除のしやすさもピカイチです。まるで、虫の大量発生を予測していたかのような床面です。
もし、バルコニータイルを敷くとなると、どうしてもこの元々の床面と、施工したタイルとのスキマに虫の死骸が入り込むでしょう。
大量発生時期の虫の死骸は、数百匹どころか、数千匹レベルです。
それらが、どんどんタイルの下に溜まっていくかと思うと・・・やっぱりバルコニータイルは諦めざるを得ません。
しょっちゅうバルコニータイルをはがして掃除するのは大変すぎますから。
バルコニータイルの設置時期に注意
新築マンションを購入した際、バルコニータイルの設置を検討される方は多いと思います。
ただ、我が家の様な事例もあるので、設置の判断をするのは、入居後、しばらく様子を見てからでもいいかもしれません。
なかなか高額な商品なので、インテリアオプションなんかで事前に購入すると、ちょっと後戻りは出来ないですもんね。
虫を無視してでも本当は設置したい
でも、本当はやっぱり設置したい。
がんばって掃除する覚悟を持って、いつか設置に踏み切るかもしれません。
メンテナンスの大変さを差し置いても、設置するだけの価値があるし、それだけ格好いいと私は思います。
まとめ
そんなわけで、今回の記事ではバルコニータイルを諦めたお話でしたが、そのうち、もし、我が家にバルコニータイルを設置するなら・・・という妄想記事も書きたいと思っています。妄想じゃなく、本当に買っちゃたりして・・。
コメント
同じような大量の虫にびっくりした茨城県の田んぼエリアの2階に引っ越してきた者です。
毎晩毎晩、鳥の餌になることもなく数千匹…ですよね。でもなぜか雨や風で秋には見事に綺麗になりました。
うちはベランダではなく、共用部の廊下が凄かったです。共用部なので基本的に掃除はしません。それで経過観察をしてたのですが、短期間で微生物に分解されて土になるようです。