車検が近づいてきました。
また出費がかさむ・・・。
思い起こせば我が家の車もまもなく7年目の車検を迎えようとしています。
車検はいつも新車を購入したディーラーでお願いしています。
現在の車を新車で購入した時に担当してくれた営業マンが今も担当してくれています。
家族写真入りの年賀状をやり取りするなど、結構良好な関係を築いています。
彼との付き合いももうすぐ7年になるんだな~としみじみ思います。時が過ぎるのは早いです。
そんな彼との出会いのエピソードを今回紹介します。
「出会いのエピソード」などとロマンチックに書きましたが、実態は営業マンから50万円の値下げを勝ち取った下世話な話です。
営業マンとの関係を悪化させる値下げは避けたい
7年前、我が家は急遽新車を購入することになりました。
「急遽」の理由は、私が全損事故をおこしてしまったから・・・。
前を走っていたトラックが轢いた「鹿」が、私の車めがけてぶっ飛んできたのです。
その後私の車は制御を失いましたが、路肩になぜかあった盛り土に乗り上げたことで他の車を巻き込むことなく停止。
ケガはありませんでしたが、車のダメージは大きく、全損事故となってしまいました。
あれはマジで死ぬかと思った・・。一人の時で良かった。
まあそんなわけで新車を購入することになったのですが、突然の大型出費に我が家の家計は大ダメージです。
少しでも安く購入しようと、仁義なき「値下げ交渉」を私は決意したのです。
とはいえ、私はあまりに露骨な値下げ交渉は苦手です。
私の考える「露骨な値下げ交渉」とは、相見積もりを繰り返して値段をどんどん下げさせる方法です。
「A店はこんな値段を出してきたぞ!もっと値下げしろ!」とB店でA店より安い見積もりを出させ、「B店の方が安いぞ!買って欲しかったらもっと値下げしろ!」と、またA店でB店より安い見積もりを出させる・・・。これをひたすら繰り返して限界まで値下げさせる方法です。
この方法が嫌いです。なんか後味が悪い。
これから車のメンテナンスを担ってくれる営業マンと良好な関係が築けなくなります。
そこで私は一計を案じます。
※「引越し」の値下げ交渉術を紹介した時の方法です。
これは私が値下げを勝ち取った際の物語です。
嫁は悪者やっつけろ~営業マンとの関係を崩さずに値下げを得る方法~
※登場するメーカーと車種は全てフィクションです。
営業マン:「新車の購入をご検討ですか?」
私:「かくかくしかじかで、購入が必要になりまして・・」
営業マン:「それは大変でしたね~。ご希望の車種とかございますか?」
私:「ノア(トヨタ)を検討してるので見積もりをして下さい。」
営業マン:「かしこまりました!」
営業マン:「ノアでご希望の仕様ですと、このくらいになりますね~」
私:「う~ん・・やっぱりこれくらいしますか・・・。」
私:「実はホンダのフリードも検討してて、こっちはこのくらいの価格なんです。」
営業マン:「そうですねー。フリードだとこのくらいでしょうねぇ。ただ、失礼ですがノアとフリードだともともとの価格がかなり違う車ですので・・・。」
私:「それはもちろん承知しています。ただ・・・・私はどうしてもノアが欲しいんです。とても良い車だと思うので。」
営業マン:「ありがとうございます」
私:「でもねぇ、嫁がフリードで十分だっていうんですよ。値段も安いしフリードにしろって聞かなくて」
私:「でも私はやっぱりノアが欲しいんです。フリードと同じ価格にしろなんて言いません。少しでもフリードに近づけてもらえませんか?嫁を説得したいんです!」
営業マン:「なるほど。事情はよくわかりました。少しお待ちください」
営業マン:「所長と掛け合って今回だけの特別価格です。これならどうでしょう?」
私:「ありがとうございます!これで一度嫁を説得してみます!」
※数日後再来店
営業マン:「いかがでしたでしょうか?」
私:「う~ん・・。やっぱり説得は難しかったです。まだ結構価格差があるんで・・。今回は難しいかもしれません。ノア、欲しかったんですけどね~」
営業マン:「ちょ、ちょっとお待ちください!もう一度値段を出してみます!」
営業マン:「〇〇さん、これでもう一度奥様を説得してみて下さい。ぶっちゃけるとこの価格は本当に限界の価格です。これ以上の値下げはもう絶対にありません。あと、これとこれとこのオプションはサービスでやらせてもらいます!」
私:「おお!わかりました!なんとかもう一度説得してみます!」
※数日後電話にて
私:「○○くん、嫁の説得に成功しました!○○くんのおかげです。購入させてもらいます。」
営業マン:「うわ~良かったです!お役に立ててうれしいです!」
この物語は、全て嫁のあずかり知らぬところで行われていたのでした♪
結果的に、最初に提示された価格から、50万円の値下げが実施されました。
まとめ
この値下げ交渉のポイントは、
- 最初に欲しい車(本命)を決めておく
- 対抗馬には、別のメーカーで本命より安い車を設定する
- 嫁は対抗馬を買うつもりだとアピールする
- 自分は本命がどうしても欲しいとアピールする
- 値下げしてくれれば嫁を説得してみせるとアピールする
- 営業マンと共に戦っているような空気感を出す
こんなところでしょうか?
私と営業マンは、本来「値下げ交渉」という戦争相手だったはずが、架空の第三者(嫁)を悪役にすることで、逆に戦友となったのです。
おかげで当初から変わらず現在も良好な関係を続けています。
ただ・・・・
彼がたまに余計な一言で嫁をイラつかせるのは、今でも彼の中で嫁が悪者だからなのだろうか?
妊娠中の嫁に
「奥さんなんかデッカクならはりましたね~(笑)」
とか言うなぁぁ!!!!!
嫁、マジでキレてるから~~。
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