カリモクテレビボードの人気モデル、ソリッドボード「QTシリーズ」の紹介記事です。
我が家のリビングにあるテレビボードは、カリモクの「QT70モデル」という製品です。コチラ。
私にとってリビングのテレビボードは、リビングインテリアの象徴的な存在にしたいな~と思っていました。
なので、結構こだわったつもりです。
今回の記事では、「QTシリーズ」の特徴と、選び方・購入手順を紹介していきます。
テレビボードの購入を検討されている方は、是非参考にして下さい。
カリモクTVボード「QTシリーズ」の特徴
「QTシリーズ」は、カリモクのテレビボードの中で非常に人気のあるモデルです。
2012年の発売以来、グッドデザイン賞を受賞し、カリモクテレビボードの人気ランキングでは首位を独走している感じです。
見た目の格好良さに加え、テレビボードとしての優れた機能面を持ち合わせているのがその要因でしょう。
私も、カタログの写真で一目惚れし、ショールームで現物を見て圧倒され(大げさ?)、テレビボードとしての機能に購入を後押しされた一人です。
まずは、ざっくりと特徴を把握していきましょう。
存在感抜群!無垢材ボード(ソリッドボード)
カリモクTVボード「QTシリーズ」は、テレビボードとしてはめずらしい、無垢材を加工して仕上げた製品です。
天然木製のテレビボードは、一般的には「突板(つきいた)仕上げ」のものが多いです。
「突板」とは、天然木を薄く(0.2~0.6mmくらい)スライスしたものです。
これを合板などの表面に張り付けて仕上げたものが「突板仕上げ」で、天然木化粧合板と呼ばれます。
一方、「無垢材」は、木そのものを切ったり、削ったりして製材したもの。
それぞれにメリット・デメリットがあり、優劣をつけるような事ではありません。はっきり言って素人目には見分けがつかないぐらいです。
ですが・・・・矛盾する様なのですが、この「QTシリーズ」には圧倒的な木の存在感を感じます。高級感が溢れています!
これは無垢材から来るものなんじゃないかと私は思っています。
とにかく格好良い!
リビングインテリアの象徴的存在になり得ます。
幅と高さが選べる
1、幅は5パターンから選択
- 幅1210mm
- 幅1539mm
- 幅1794mm
- 幅2038mm
- 幅2378mm
造作家具ではない既製品で、2メートルを超えるテレビボードは探してみると意外と少ないです。カリモクは結構ありますけど・・。
そういう意味で、幅のあるテレビボードを求めてる人間にはありがたい。
2メートル超のテレビボードはリビングでの存在感抜群!
その分値段もお高くなりますが。
2、高さは1cm刻みで選べる
天板高さ460mm~700mmの間であれば、高さは1cm刻みでオーダー出来ます。
脚の高さをオーダーして高さを変更することになります。
1cm刻みとはすごいこだわりですが、そんなに刻む必要ある?とも思ってしまいますね~。注文する時、無駄に迷っちゃいそうです。
「箱型デザイン脚」を選択すれば、天板高さ420mmにする事も出来ます。
脚をなくして床にベタ置きにするようなイメージです。
扉デザインが選べる
通常の「立体加工デザイン」だけでなく、「樹種ミックスデザイン」というのが選べます。コチラ。
私が購入した時にはこの「樹種ミックスデザイン」はありませんでした。
これ・・・もはや別のテレビボードになっちゃってるんじゃ・・。と思うのは私だけ?
私は、木の凹凸が立体感を出している「立体加工デザイン」が好きです。これに一目惚れしました。
塗装色が選べる
主材を「オーク」にした場合、その塗装色を選択出来ます。
- モカブラウン色
- モルトブラウン色
- ナッツシェル色
- ピュアオーク色
- ※シアーブラック色
- ※シアーグレー色
- ※シアーホワイト色
※のついた5~7番の色は、扉デザインを「立体加工デザイン」にした場合のみ選択できます。
塗装色の選択は難しいですよね。これと決めた色がない場合は本当に悩みどころ。
正直、カタログの写真からだけではイメージがつかみにくいと思います。
近くにカリモクのショールームがあれば是非足を運んで下さい。
「QTシリーズ」は人気商品なので、数種類のバリエーションが展示されているはずです。
充実したテレビボードとしての機能
「QTシリーズ」は、インテリア家具としての魅力に加え、テレビボードとしての優秀な機能も備えています。
ボード内部には、各所に配線を通す通線穴が設けられているので、テレビ・レコーダー・ゲーム機などの接続を、配線を隠しながら容易に行えます。
配線設計だけでなく、収納機能も充実しています。
引き出しがあったり、A4ファイルが収納できる縦型スペースがあったりするので、リビング収納としても活躍できるでしょう、
樹種を選べる
カリモクのホームページ・WEBカタログ上では詳しく掲載されていないのですが、「QTシリーズ」は、プレミアムオーダーとして樹種を選ぶことが出来ます。
樹種の特性を理解したうえで購入して欲しいとの考えがあるようで、メーカーはショールームでの確認を推奨しています。
選択できる樹種は4パターン。
- オーク(基本)
- ウォールナット(プレミアムオーダー)
- ブラックチェリー(プレミアムオーダー)
- メープル(プレミアムオーダー)
我が家は当初、ブラックチェリーで注文するつもりでした。しかし、実際に購入したのはオーク材。ショールームで樹種についての説明を受けて変更しました。
ブラックチェリーは、経年変色が激しいことで有名です。悪い意味ではありません。非常に味のある飴色に変化していくので、この変色がチェリー材の醍醐味でもあります。
しかし、その変色スピードが他の樹種に比べて激しく、また日光があたっているかどうかでもその変化の度合いが変わります。
その為、ショールームに展示しているブラックチェリーのテレビボードは、ボード上に置いているすべての物を、毎日少しずつズラしているとの事。
これにより、焼け残りが出来るのを防ぎ、綺麗な経年変色を楽しめるという訳です。
つまり、テレビボードに置くテレビなどを、ず~と同じ場所に置きっぱなしにすると、その場所だけくっきりと色が変わっちゃいますよーってな話です。
日当たりの良いリビングでは特に注意が必要ですね。
この説明をショールームで聞いて、私はブラックチェリーを諦めました。
我が家にそんなことが出来るマメな住人はおりません。一番可能性があるのは私ですが、ちょっと自信がありませんでした。
ちなみに嫁は絶対無理です。(`・ω・´)キリッ
カリモクテレビボード「QTシリーズ」の選び方・購入手順
それでは、実際に「QTシリーズ」を購入する場合の手順・選び方を紹介します。
繰り返しになる部分もありますが、再確認です。
高さを決める
幅ではなく、高さから決めるのは個人的な意見が多分に混じります。
- ロータイプ=幅が広い方が格好良い
- ハイタイプ=幅が広すぎない方がバランスが良い
このように勝手に考えているからです。
私は圧倒的にロータイプが好きなのですが、これはもう完全に好みの問題。優劣をつける事ではありません。
ご自身のインテリアイメージに合わせて決定して下さい。
一応、高さの判断材料となるものも紹介しておきます。
テレビが見やすい高さは?
テレビの中心を見た時、やや目線が下がるぐらいの方が疲れにくいです。
つまり、テレビを見上げるような高さに設置してしまうと、身体に負担がかかる可能性があります。
どこから見るかがポイント
床に座って、あるいはロータイプのリビングソファから見るなら、テレビが見やすいのはロータイプです。
ダイニングチェアからの視聴を基本に考えているなら、ハイタイプが見やすいでしょう。
ただ、ダイニングチェアからテレビボードまで、一定の距離があるならロータイプでも見づらくありません。間に遮蔽物があったらダメですけど・・。
我が家も、ダイニングチェアからテレビを見る機会は多いですが、ロータイプでも特に見づらさは感じません。距離は約3メートルほどです。
3メートルもなくても、1メートルあればテレビの見やすさに限れば問題なく感じます。
でも、ダイニングテーブルのすぐそばに、ロータイプのテレビボードがあるのは、バランス的にちょっと変かもです。
床暖房について
床暖房が設置されているフローリングに、ロータイプのテレビボードを直置きすると熱がこもりやすそうで避けたくなります。
しかしちょっとお待ちを。
床暖房は基本的に部屋の中心部分に設置されています。壁際まで床暖房が来ているというのはあまりないです。特にマンションではあまり見かけません。
一方、テレビボードって普通壁際に設置しますよね?なのであまり気にしなくていいと思います。
我が家のリビングも床暖房が設置されていますが、壁際に設置しているテレビボードの下までは暖かくなっていません。
幅を決める
ハイタイプにした場合は、幅は抑えめで良いのかな~と思います。バランス的に。価格も抑えられます。
ロータイプにしたのなら、思い切って幅広タイプを選んじゃいましょー。絶対格好良い!
というのはものすごく個人的な意見です。間取りや設置場所、テレビのサイズに合わせて選んで下さい。
ただ、幅を広い物にすると、一応メリットもあります。
- 大きいサイズのテレビに買い替えても対応できる。
- 収納力がアップする。
テレビって、どんどん大きいサイズに買い替えません?
私も一人暮らし時代から現在に至るまで、何度かテレビを買いましたが、メインテレビの買い替えについては、サイズダウンしたことがありません。19インチのブラウン管から始まり、現在は40インチです。
テレビはどんどん安くなっているので、私のような庶民でも、次は50インチ超えいったろーかと思っているくらいです。
カリモクテレビボード「QTシリーズ」は、間違いなく長く使える一品です。10年、20年先のテレビサイズを考えても大げさではありません。(大げさか?)
樹種を選ぶ
前述した通り、カタログに載ってる「オーク材」だけでなく、プレミアムオーダーで樹種を選ぶことが出来ます。
ショールームに行けば実物があるはずです。
私もショールームで確認しましたが、ウォールナット、ブラックチェリーはかなり高級感が漂っていました。
プレミアムオーダーを検討される方は、少し遠くてもショールームに行くべきです。写真で見るのと実物を見るのはまた違いますし、樹種の特性について説明を受けるのも重要です。
「ウォールナットが良いけど高いな~。おっ!オークのモカブラウン色にすればウォールナットと似てて、充分格好良いな!」
ってな具合に、ショールームなら詳細な比較が出来ます。
扉デザインを選ぶ
- 立体加工デザイン
- 樹種ミックスデザイン
上記2パターンから選びます。
う~ん・・・・・「立体加工デザイン」で良くね?
「QTシリーズ」は、この無垢材を立体加工した扉が一番の特徴だと思うのですがどうでしょう?
ただ、私が購入した時はこの「樹種ミックスデザイン」がなかったので、実物を見たことがないんですよね~。
ショールームで実物を見ればその良さに気付けるのかもしれません。
これから検討される方は是非、実物を見て決めて下さい。もしかするとこの「樹種ミックスデザイン」、めっちゃ格好良いかもしれません。
オーク材の場合は塗装色を選ぶ
樹種を選ぶ段階で決まってしまう方が大半だとは思いますが、扉デザインを「樹種ミックスデザイン」にした場合は、選択できる塗装色が限られるので、一応これを扉デザインを選んだ後に持って来ました。
これはもう好みとセンスで選ぶしかありません。
設置する部屋にもっともマッチする色はどれか・・・・難しいですね!たっぷり迷って下さい。
私が購入した時は「シアー系」の色はありませんでした。
個人的には、モカブラウンの様に濃いめの色は、高級感・重厚感があって落ち着きを感じます。
逆に、ピュアオークのように明るい色は、部屋が明るくなり、開放感を感じるので、空間が広くなるイメージです。
購入は取扱いのある販売店で。ネットでもOK!
ショールームでは購入できないので、カリモク家具の取り扱いがある販売店で購入します。
明確に注文する製品がわかっているなら、ネットで買っても良いでしょう。
テレビボードの設置は置くだけなので。
値段が値段だけに、ポイント10倍だと、ポイントがすげ~。
ショールームで購入したい型式が決まれば、その製品の資料ページがもらえるはずです。
それを販売店に持って行くと、注文間違いを防げるでしょう。特に、プレミアムオーダーをする方は、樹種を間違えない様に注意して下さい。
このような流れで選んでいけば、理想の「QTシリーズ」が購入出来ると思います。
価格も高く、基本受注生産で納期もかかる商品なので、間違いのない様に注文しましょう。
まとめ
今回の記事では、「QTシリーズ」の特徴と選び方を確認しました。
次回の記事では、我が家のテレビボード「QT70モデル」を参考に、QTシリーズの配線設計や収納力を記事にしたいと思います。
実際に使用して2年が経過したレビュー記事なので、購入に迷ってる方の参考になると思います。
お楽しみに!
【追記】次回記事更新しました!
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