今回紹介するのは、我が家の中和室の畳。
※中和室に関する記事はコチラ。「これがマンションの中和室の使い方!2年間使用した感想」
中和室の畳は、標準仕様では一般的な縁のある一帖畳でした。これをオプションで縁のない半帖畳に変更しています。
※【追記】
この写真に写っている照明を教えて欲しい、購入したい!との問い合わせをよく頂くので、紹介しておきます。
さてこの商品、オススメ出来るものだったのか?2年間使用した感想をレビューするとともに、果たしてオプションで注文してよかったのか?外注すべきだったのかなどを検証していきます。
それではレビュー記事をどうぞ!
※この記事は、マンションオプションレビュー記事の続編です。
我が家が注文したオプションの一覧
※すでにレビュー済みの商品は、クリックすれば記事へ飛べます。
- 玄関前カメラ付きインターホン
- リビング扉プッシュプルハンドル
- LEDダウンライト(リビング×4灯)
- LEDダウンライト(ダイニング×4灯)
- 寝室扉アウトセット引戸
- 琉球調半帖畳
- ガスコンログレードアップ
- ビルトインガスオーブン
- マントル型レンジフード
- 水切りプレート、まな板、ネット
- 洗面化粧台水栓グレードアップ
- くもり止めヒーター
- コンセント増設
- 室内物干し
※新築マンションのオプションについてこれから検討する方、お悩みの方は、まずはコチラの記事を読んでいただくことをオススメします。
オプションで注文した琉球調半帖畳をレビュー
畳を琉球調半帖畳に変更した理由
実は理由なんていう大げさなものはないんです。
「見た目」が好みだったから。この一点のみです。
畳の質にこだわりはなかったので、見た目に好きな物を選んだというだけです。
ただ、あえていうなら我が家の和室が「4.5畳」だったこと。
一般的な1帖の畳だと、一枚だけ半帖畳が入ることになり、なんか変かな?と思ったので、それならば全て半帖畳にしてしまおうと思いました。
縁のない半帖畳はカラーバリエーションも多いので、好みの色も見つかりやすいです。
「琉球調」?畳とは
縁のない半帖畳を全て琉球畳だと思っていたのですが違うんですね。
本物の琉球畳は普通の畳とは全く異なるイグサを使用していて、かなり高価な代物です。
我が家の物もそうですが、最近よく見かける縁のない半帖畳は、ほぼ間違いなく「琉球風」の畳で、本物の琉球畳ではありません。
マンションのリビングに隣接される和室は、本物の「純和室」というよりは、リビングの一角にある畳コーナーという意味合いが大きいと思うので、畳の質にはそれほどこだわる必要はないでしょう。
琉球風の畳でOKです。本物の琉球畳を追い求める必要はありません。
縁なし半帖畳のメリット・デメリット
縁なし半帖畳のメリット
- リビングとの相性が良い
- 2色使って市松模様に出来る
縁なし半帖畳のデメリット
- 1帖畳よりも価格が高くなる
- 縁ありの畳よりも傷みやすい
メリットは「見た目」だけ。でもこれ重要!
ご覧の通り、縁なし半帖畳のメリットは、「見た目」だけと言えそうです。
ただ、マンションの和室は、大抵リビングと接した部屋に配置されており、リビングとは引き戸で仕切られているだけという状況が多いはずです。
その為、洋室であるリビングとの相性が良いというメリットは、非常に大きいと感じています。
我が家では常に和室の引き戸は開け放して、リビングの一角として使用しているので、フローリングと接していても違和感のない「縁なし半帖畳(いわゆる琉球畳)」は気に入っています。
半帖畳は市松模様を楽しむ
2色を使った市松模様(2色の正方形を交互に配した模様)のカラーコーディネートも半帖畳ならではです。
ただ、半帖畳は1色でも市松模様になります。
織目を縦横交互に配置すれば、光の加減で色の濃淡ができ、市松模様のように見えます。
我が家も1色しか使っていませんが、まさにこの方法を利用しています。
色が違って見えますが、実際は全て同じ色の畳です。
「傷みやすい」は気にしない
デメリットとしてよくあげられるのが、「縁ありより傷みやすい」という事です。
これは、畳で最も傷みやすい箇所が、畳表を折り曲げている角の部分。本来はこれを縁で守っているわけです。これがないので傷みやすい。
我が家ではこのデメリットについてはあまり気にしませんでした。
そもそもそんなに高級な畳を使用するわけではないし、たかだか4.5帖なので。気になるほど傷んでしまったら交換すればいいかなと。
マンションの和室であれば、我が家と同じような位置づけの方が多いのではないでしょうか?
2年使用しましたが、子供の遊び場として乱暴に使ってる割には、気になるほど傷んでいないので、数年でボロボロになるという事はないと思います。
あまり「傷みやすい」という事は気にしなくていいと思います。
最大のデメリットは価格
半帖畳最大のデメリットは価格です。
1帖の畳よりも価格は圧倒的に高くなります。畳の数が2倍になる訳ですから当然と言えば当然。
しかもマンションのオプションって標準の畳との差額を請求するのではなく、半帖畳の値段を丸ごと請求されるケースが多いです。
その為、半帖畳に変更するオプションはかなり高額になるでしょう。
オプションにするか?外注で頼むか?
我が家ではオプションで注文した琉球畳ですが、もちろん引き渡し後に外注で頼むことも可能です。
その場合は、オプションよりも価格が低くなければメリットはありません。
オプションで頼んだ方が良いのか?手間暇をかけてでも外注で頼んだ方がコストパフォーマンスが良いのか検証してみましょう。
畳の注文はそれほど簡単ではない
「簡単ではない」というと語弊があるかもしれません。
注文すること自体は別に難しい事ではありません。
フローリングの上に敷くフロアマットの様に、ネットでポンと注文したら商品が届いて、自分で交換する。というわけにはいかないという意味です。
一口に「4.5畳」とか「6畳」といっても、その広さは様々で、京間・江戸間などの違いは有名ですが、地域によっての違いがあります。
地域の違いだけではなく、マンションなどの集合住宅は、団地間などと呼ばれるさらに違ったサイズの畳である場合もあります。
また、部屋によっても多少の違いとか、クセみたいなのがあるようで、結局は畳屋さんが実際に採寸し、敷き込み時の調整をしない事には、スキマのないピタリと合う畳を保証できないようです。
その為、どうしても畳交換の費用には畳そのものにかかる費用だけではなく、
- 採寸費用
- 敷込作業費用
- 駐車場代・交通費
- これにかかる人件費
- 畳の処分代
- 必要なら家具の移動費用
こういった費用が価格に含まれてきてしまいます。
オプションを利用しない一番のデメリット
オプションを利用しない事の一番のデメリットは「畳の処分」かもしれません。
オプションで注文する場合は必要のない物です。
外注するつもりで標準仕様にした場合は、不要なはずの縁あり1帖畳が敷かれることとなります。
新品なので買い取ってもらえそうに感じますが、新品であっても畳を買い取ってくれるところはほぼないようです。
理由は前述したサイズの違いです。
ちゃんと採寸して調整した畳は、その部屋のその場所にしか使えない可能性があるという事になり、他の場所に転用できないのです。
よって、新品であっても処分費用がかかってくるのが通常です。
自分で捨てようにも畳は「建材」なので、ほとんどの自治体では通常の粗大ごみとしてすら捨てられないはずです。
スペースを確保できれば残しておいても良いですが・・・・すごい邪魔そう。
外注した場合の参考価格とオプションの価格
さて、外注すると畳の処分にデメリットがありそうですが、それでも価格が抑えられるなら使いたい!ということで、どの程度の価格になりそうか検証してみましょう。
我が家が外注した場合、価格がどの程度になりそうか調べてみました。
我が家の畳がどの商品が使われてるか調べるのが大変だなこりゃ・・・・と思ってたら簡単に見つかりました。一般的な人気商品で助かりました。
・【畳交換】 4.5帖 清流12 栗色 縁無し半畳 ダイケンの「健やかおもて」
この商品で間違いなさそうです。マンションオプションのカタログの商品名とも一致してます。
さて、上記に貼ったリンクのお店では、畳の交換をパック費用にしてくれています。
- 家具の移動費用
- 採寸費用
- 畳製作費
- 敷込作業費
- 駐車場代・交通費
- 古畳処分代
- 1年保証
これらの費用をすべて含み、我が家の畳と同じ商品、同じ畳数で、2017年1月時点で、価格は「¥137,700」となっています。
価格は多少変動するでしょうし、もっと安いお店もあるでしょうが、一つの参考価格にはなるはずです。
オプションで頼んだ場合の価格
外注した場合の参考価格は上記の通り。
では、我が家が注文したオプションの価格はいくらでしょうか?
ズバリ「¥100,000」です。
我が家の場合は、オプションで注文した方が安かったという事になります。
もちろんもっと探せば安いお店もあったかもしれませんが、同じ商品であればそれほど大きくは変わらないと思います。
畳の変更は外注よりオプションの方が良い
我が家の例で見ても、新築マンションで畳を変更したい場合は、外注するよりもオプションで注文してしまった方がメリットが大きいと思います。
価格が高くなることがマンションオプション最大のデメリットですが、畳の変更に関しては外注よりもむしろ価格が低くなる可能性が高いです。
それであれば、手間もかからず、畳の処分のことも考えなくていい、それに入居時からすでに変更されているオプションを利用すべきでしょう。
どうしても外注しなければいけないのは、畳の質にこだわりたい場合だけだと思います。
我が家の畳「ダイケン畳」を紹介
ダイケン畳の特徴を紹介
もともと畳の質には全くこだわりがなかったので、我が家の畳がどういう商品か知らないまま使用してましたが、せっかく今回調べたので紹介しておきます。
すでにマンションや一戸建てに住まれている方で、これから畳を交換したい!という方の参考になるかもしれません。
イ草ではなく「和紙」の畳
大建工業というメーカーの「健やかおもて」という商品です。
特徴的なのは、畳表が天然のイ草ではなく、「和紙」で作られているという事。
なんか畳の香りがしないな~と思ってたらそういう事だったんですね。
天然のイ草を使っていないというと、なんか偽物っぽく感じますが、和紙の畳はメリットが多いのです。
和紙畳のメリット
天然のイ草畳と比較したメリットを見ていきましょう。
- カビやダニの発生が抑えられる
- 日焼けに強く変色しづらい
- 撥水性が高く汚れづらい・掃除がしやすい
- 丈夫で長持ち。
この通り、和紙の畳は非常にコストパフォーマンスが高い商品です。
ただ、天然のイ草が発するあのなんともいえない香り・・・・これは当然ありません。
そういった本格的な「畳」をご所望の方には合わないでしょう。
この畳は、純和室というよりも、リビングに隣接する畳コーナー的な位置づけにぴったりの商品です。
リビングに隣接する和室・畳コーナーにぴったり
リビングに隣接する和室の使い方として、子供の遊びスペースにしたり、家事スペースにしたりする事が多いと思います。
この場合、和紙畳のメリットがピタリと当てはまります。
お子さんによって多少乱雑に扱われても大丈夫ですし、汚れも落としやすいです。
また、カビやダニの発生が抑えられることは、お子さんにとって安心なだけでなく、洗濯物を畳んだりするスペースにも適しています。
畳の交換を手軽に頼む方法
さて、いざ畳の交換をしようと思ってもどこで頼めばいいか迷いますよね?
大建工業は、メーカーでありながら自前のウェブショップ「Daiken Web Shop」を運営しています。
ここで、「畳の交換」というリフォーム作業を、定額パックで販売しています。
これ、かなりわかりやすいです。
あと、メーカーが運営しているという安心感があります。
畳の交換を検討されている方で、近くに良いお店を見つけられないという場合は、「Daiken Web Shop」での注文もありだと思います。全国対応しています。
畳の色に迷ったら
最近は畳のカラーバリエーションも増えているので迷います。
特に、半帖畳の場合は、2色にすることも検討材料なので、さらに迷います。
そんな場合は「Daiken Web Shop」の【畳カラーシュミレーター】を利用すると良いでしょう。
15色以上のカラーバリエーションをシュミレート出来ます。半帖畳の2色使用にも対応しています。
これ、我が家も購入前に使いたかった!今の色が嫌なわけではないですけど・・・もっと気に入る色があったような・・・。
まとめ
さて、この琉球風畳、迷いますよね?
迷ってる方は、恐らく見た目は普通の畳よりこの琉球風畳の方が好みのはずです。
迷う理由は価格でしょう。見た目は好きだけど、それなりに高額なので、その価格に見合うかどうかで迷っているはずです。
そんな時は価格を「月換算」するのです。
この畳、10年は使えるはずです。
価格は「10万円」。でも1年なら「1万円以下」。1ヶ月なら「1000円以下」です!
ひと月当たり、その価格なら出しても良い!と感じたら・・・・・
「買い」です。
悪魔のささやき・・・・かな?
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