新築マンションを購入した際、オプションでコンセントの増設を検討される方も多いと思います。
我が家でも1カ所だけですがオプションでコンセントを増設しました。
新築マンションに入居して3年が経過しましたが、実際に生活してみたうえでコンセントの増設をどうすべきであったか今回の記事で検証してみたいと思います。
※この記事はマンションレビュー記事の続編です。
我が家が注文したオプションの一覧
※すでにレビュー済みの商品は、クリックすれば記事へ飛べます。
- 玄関前カメラ付きインターホン
- リビング扉プッシュプルハンドル
- LEDダウンライト(リビング×4灯)
- LEDダウンライト(ダイニング×4灯)
- 寝室扉アウトセット引戸
- 琉球調半帖畳
- ガスコンログレードアップ
- ビルトインオーブン
- マントル型レンジフード
- 水切りプレート、まな板、ネット
- 洗面化粧台水栓グレードアップ
- くもり止めヒーター
- コンセント増設
- 室内物干し
※新築マンションのオプションについてこれから検討する方、お悩みの方は、まずはコチラの記事を読んでいただくことをオススメします。
増設するコンセントの種類
もちろん購入した物件にもよるのですが、基本的にオプションで増設できるコンセントは4種類ほど考えられます。
1、一般的な2口コンセント
コンセントと言えばこれ!
現代社会において電源を必要とする家電製品はどんどん増えています。
電源をスムーズに確保する為、可能なら各部屋の角にはすべて配置して置いてもいいかもしれません。
増設するコンセントとしては価格も一番手頃。数千円~10,000円くらいが多いようです。
2、マルチメディアコンセント
コンセント・LAN端子・電話端子・テレビ端子をひとつにまとめたマルチメディアコンセントと言われる設備です。
テレビ・電話・デスクトップパソコンなど、場所が固定される家電製品の近くに必要で、これらの家電製品はテレビボードやデスクなどの大型家具と共に設置されるため、一般のコンセント以上に配置場所が重要となります。
ただ、増設にかかる費用は50,000円前後かかる場合が多いようですし、増設できる場所や数も限られる物件が大半のようです。
3、ガスコンセント
必要としない方にとっては不要なもの。
用途としては卓上ガスコンロやガス暖房でしょうか?
我が家もそうですが、最近の新築マンションではダイニングに1口設置されていることが多いようです。
マンションはエアコンや床暖房だけで十分暖かいので、ガス暖房は不要だと思います。
卓上コンロ目的ならダイニングに1口あれば問題ないので、増設する必要はありません。
もともと設置がない場合で、新設したいなら検討しましょう。
4、スイッチ内蔵型コンセント
照明の壁スイッチに内蔵されているコンセント。「あけたらコンセント」というPanasonicの商品名が一般的です。
掃除機など、一時的にコンセントを使用したい場合に便利とされています。
個人的には不要だと思っていますが、掃除機のコンセントを抜き差しする時にしゃがみ込むのがつらいという方には便利かもしれません。
一般的に通常のコンセントは低い位置、壁スイッチは高い位置にあるので。
でも、掃除機目的なら掃除機をコードレスにした方が絶対良いです。最近のコードレス掃除機は優秀です。最新のものなら30分以上連続使用できるので、マンションなら十分です。
コンセントを増設するメリット・デメリット
わざわざ書くほどのことでもないかもしれませんが、コンセントを増設することで家電製品の電源をスムーズに確保することが出来ます。
また、コンセントが適切に配置されることで延長コードや電源タップを使用する必要がなくなり、見た目にもすっきりします。
デメリットは費用がかかる事。また、入居前に図面上で検討する事なので、増設したけど実際に生活してみたら不要だった。ということも十分考えられます。
ただ、「無駄になる」だけで「邪魔になる・あって困る」という事はほとんどないので、予算が許すなら積極的に増設して良いと思います。
特に子育て世代は、子供の成長とともに必要な家具や家電がどんどん増えていく傾向があり、インテリアの配置が入居年数とともに様変わりしていきます。
コンセントが増設されていると、インテリアの自由度も高まるので後々重宝することが多いです。
我が家のコンセント配置
我が家のコンセント配置を紹介しておきます。
1、リビング・ダイニング・キッチン・和室
標準設備のままで増設はしていません。
インテリアを配置した現在の状態を紹介します。上の間取り図と合わせてご覧ください。
まずはリビング。
左側のマルチメディアコンセントからテレビ端子を配線しています。
この配置から言うとテレビの真後ろにコンセントがあれば最も適切ですが、入居前にそんな部屋のど真ん中にマルチメディアコンセントを持ってくる勇気はありませんでした!検討もしていません。
テレビボードをもっと左に寄せればいいのに、なぜか今はこの配置で、延びている配線類はポスターやらで隠しています。
コンセントは2口では足りていないので、テレビボードの中やポスター裏にあるケーブルボックスの中に電源タップが仕込まれている状態です。
右側のコンセントはほぼ使用していません。
我が家と同じような間取りで、どうしてもテレビを右隅に置きたい場合は、右側にマルチメディアコンセントの増設を検討する必要があるかもしれません。
左側からテレビ端子の配線を持ってくるとかなり長いケーブルが必要になり、隠すのが難しくなります。
続いてダイニング。
左側のマルチメディアコンセントからLANケーブルを利用する為、この位置にパソコンデスクを設置しています。
間取り図の通り、右側には一般の2口コンセントがありますがデスクで隠れてしまっています。
プリンターや充電器など、デスクに他の家電を置きたくなったら不便になりそうなので、隠れている右側のコンセントから電源タップを接続し、籠の裏に隠してあります。
2、寝室・子供部屋・廊下
主寝室にひとつだけ一般の2口コンセントをオプションで増設しました。
間取り図の通り邪魔な柱があるので、既設のマルチメディアコンセントからはベッド横の充電器用コンセントに電源が取り難いと感じたためです。
ベッドで隠しながら延長コードで電源を取っています。
主寝室にしても子供部屋となる洋室にしても部屋が狭いのでコンセントは2箇所あれば十分かと思っていましたが、今となっては全ての角に配置できるよう増設しておくべきでした。
やはりコンセントが少ないと家具を配置する際に色々制約が出たり、配線を隠す苦労が必要だったりします。
インテリアの自由度を高めるためにも、どれだけ部屋が狭くても最低限各部屋の角にはコンセントを配置すべきだったと痛感しています。
今ならこうする!コンセントの増設
3年間生活してみて、今だったらこうするな~という反省点などをまとめておきます。
1、マルチクローゼットにコンセントを増設すべきだった
ウォークインクローゼットもどきの「マルチクローゼット」という収納が我が家にはある(一応5歩くらいは歩ける・・・)のですが、ここにコンセントを増設しておくべきでした!
これが一番後悔している部分です。
ここにコンセントがあれば、コードレス掃除機を置けたのです。
コードレス掃除機は常に充電しておく必要があるので、ある意味固定設備なのです。
最近の掃除機は見た目もオシャレなやつが多いですが、それでも掃除機は掃除機。出来れば隠しておきたいものです。
でも、隠せる場所にコンセントがない~~!!
そのせいで、すでに紹介した写真の通り、なぜか我が家では最も目立つリビングに掃除機が鎮座しております。便利なもんで・・。
ちゃんとしたウォークインクローゼットなら標準でコンセントがあるとは思うのですが、これからオプションでコンセントの増設を検討される方は注意してみて下さい。
掃除機の充電器にかぎらず、収納部屋にコンセントがある事は何かと役に立つはずです!
2、全ての部屋の角にコンセントを増設するべきだった
入居前は、狭い部屋は2箇所で十分と思っていましたが、今ならすべての部屋の角にコンセントが配置されるよう増設します。
コンセントが部屋のすべての角、つまり4カ所に設置されていると、インテリアの自由度がかなり上がります。
配線を隠したりする苦労もかなり減ります。
部屋が狭いと2箇所くらいでいいかと思いがちですが、あまり部屋の狭さと最低限必要なコンセントの数は関係ないように思います。
もちろん2箇所だけでもなんとかなるのはなります。本当の意味で「最低限」必要なコンセントの数は?と聞かれれば各部屋に2箇所かもしれません。
ただ、その場合はインテリアの配置にかなり制約が出ると思って下さい。
入居当初は良くても、子供が成長した時・家族が増えた時・模様替えや新しく家具を購入した時には「ここにコンセントがあれば・・・・。」という場面が出てくるかもしれません。
実際我が家でも、入居当初は小さかった子供が小学生になり、現在子供部屋を作っている最中なのですが、「ここにコンセントがあれば・・・・。」と何回か思わされました。
数カ所の増設で済むと思うので、予算が許せば積極的にコンセントを増設しておくべきだと思います。
3、マルチメディアコンセントの増設は不要だった
標準で設置されているマルチメディアコンセントの位置と、想定しているインテリアの配置に相当大きな狂いがない限り、マルチメディアコンセントの増設は不要だと思います。
最近の新築マンションなら、各部屋にひとつは必ず標準で設置されているはずです。
よほど大きなこだわりがない限り、その設置場所にあわせたインテリアの配置が出来るはずです。
そもそも、これだけ無線環境が充実してきたなかで、マルチメディアコンセントの位置に制約を受けるのはテレビくらいではないでしょうか?
一つの部屋に何個もテレビを置くというのはないと思うので、各部屋にひとつあれば十分です。
このマルチメディアコンセントの増設は費用面でもデメリットが大きいので、むやみに増やす必要はないと思います。
まとめ
コンセントの増設は、「ちゃんとしてる人」ほど迷宮入りしてしまうオプションです。
どうしても完璧な配線をしたくなってしまうので、入居後のインテリアの配置とかを想定し過ぎてしまうのです。
しかも無駄なことは嫌いなので、不要な増設をしてしまうのを極端に嫌がってしまいます。
そんな感じでコンセントについて迷宮入りしてしまっている方に私からのアドバイスです。
- 各部屋の角に4カ所、キッチンに3カ所あれば困る事はほぼない。
- マルチメディアコンセントは各部屋に一つでOK。
- 収納部屋にも一つはコンセントが欲しい。
- 一杯あっても邪魔にはならない。
- 入居時は無駄なように感じても、後々必ず役に立つ。
もし、マンションのオプション「コンセントの増設」で前に進めなくなってしまっているような方は参考にしてみて下さい。
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